スマラプラ宮殿(クルタゴザ)

バリ島西部クルンクン地区スマラプラの宮殿跡。クタ地区からは約1時間半の距離にあります。敷地内には旧裁判所跡のクルタゴザがあります。クルタゴザは天井一面に道徳的な教えを題材にした見事な絵画が描かれています。また博物館もあり、バリ島やスマラプラの歴史、習慣、文化などにかかわる展示がされています。

スマラプラは、バリ島西部の中心になる大きな町です。市場もあるので立ち寄ってみても面白いです。また少し足を伸ばして、こうもりの洞窟ゴアラワへ行くのも良いでしょう。

スマラプラ宮殿の観光レポート 

スマラプラの町へやってきました。町の中心にある大きな塔はププタン記念碑。バリ島がオランダから侵略を受けた際、最後まで戦いを続けたのが、このスマラプラ。その戦いを記念して建てられたもの。

スマラプラ宮殿のチケット売り場

水に浮かぶように建てられたスマラプラ宮殿跡。

周りの池には、蓮の花がきれいに咲いていました。魚もたくさん飼われていました。のどかな感じです。

スマラプラ宮殿跡の通路に沿って、両側に石像が並んでいます。

宮殿を守っている石像は、やはり凛々しい顔をしています。

天井一面に描かれた絵画。じっと見ていると首がこります。じっくり見る場合は、座り込んで見ればOK。

ラーマヤナなど宗教的な物語を題材に描かれているそうです。

いかにもアンティークな木彫り。隣に裁判所跡の建物があるのですが、残念ながらバイクレースの観客が山のように登っていて、写真を撮れませんでした。裁判所跡にも同じように、天井一面に道徳的な話を題材にした絵が描かれています。

奥には博物館があります。敷地内にあるので、入館料はすでに含まれています。

博物館の前にバンブーガムランがおいてありました。バリ人っぽい子供たちが、意外と上手に弾いて遊んでいました。

クルンクン地区は海の沿岸で塩作りも盛んです。今でも浜辺に塩田があり、100%天然、手作りの塩が生産されています。これは伝統的な塩作りの道具だそうです。

写真や絵画で、バリ島とスマラプラの歴史についての展示がありました。大きな絵はオランダ軍と戦うスマラプラ王国の戦士達の絵でした。オランダの後に、日本もインドネシアを侵略しています。海外に行くときは少し歴史を知っておくのも重要ですね。

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