ボロブドゥール寺院遺跡

バリ島から空路で約1時間、インドネシア・ジャワ島の古都ジョグジャカルタ郊外にある世界最大級の仏教寺院遺跡ボロブドゥール寺院遺跡。バリ島から日帰りで行くことができる世界遺産として、バリ島を訪れる観光客に大人気です。9層の階層から成り立つ遺跡は、上部にストゥーパという釣鐘状の塔が多数あり、中に仏像が納められています。階層下部は、約1500枚の石板レリーフが、回廊に沿って施され、お釈迦様や仏教の物語が綴られています。

バリ島から少し足を伸ばして、ジョグジャカルタの世界遺産をご覧になって下さい。

ボロブドゥール寺院遺跡観光レポート

ボロブドゥール寺院遺跡は、ジョグジャカルタ空港から約1時間の距離にあります。入り口は外国人用とインドネシア人用に分かれています。こちらが外国人用入り口です。

外国人の入場料はインドネシア人向けよりも値段が高いです。

チケット売り場横にフリーの紅茶とコーヒーが用意されていました。

ボロブドゥール寺院遺跡の敷地はかなり広く、公園として、きれいに整備されています。ただ木陰以外に日陰がありません。ボロブドゥール寺院遺跡は盆地にあり、気温が上がりやすいので、日焼け・熱中症対策はしっかりとしてください。

しばらく歩くと、大きな遺跡が遠目に見えてきます。

時期にもよりますが、インドネシア人の観光客、特に小中高校生が多く見学しています。ジョグジャカルタはジャワ島の古都ですので、修学旅行などで訪れる方が多いそうです。

ボロブドゥール寺院遺跡は、縦横110m以上の基盤の上に、5層の方形壇、さらにその上に3層の円形壇が造られ、階段ピラミッド状の構成となっています。

5層の方形壇の回廊部分の壁には、彫刻が施された約1500枚の見事な石版レリーフが埋め込まれています。

石版レリーフでは、お釈迦様の生涯など、仏教に関する物語が語られています。見事な石版レリーフの回廊をぜひご覧になってください。

上部の円形壇には、格子上の釣鐘型石塔(ストゥーパ)がいくつも造られ、中には仏像が納められています。

石塔のある円形壇には上がることができません。周囲から眺める形での見学となります。

ボロブドゥール寺院遺跡の公園内には小さな博物館もあり、ボロブドゥール遺跡の模型などが展示されています。

その博物館の庭には、修復されていない数多くの石が保管されています。

ボロブドゥール寺院遺跡の出口周辺には、数多くのみやげ物店が並んでいます。ジャワ島独特の面白いものもありますが、最初は法外な価格からスタートしますので、値段交渉をしっかりして買い物してください。

ボロブドゥール寺院周辺には、パウォン寺院、ムンドゥット寺院もあり、それらも含め、ボロブドゥール寺院遺跡群として世界遺産に登録されています。時間のある方は、それらの寺院もぜひご覧ください。写真はムンドゥット寺院。

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